幸せに・・・なりたい。
**疲れた
愛浬亜が、寝ていると思い
みんなは部屋を出た。
あれから、うなされないから
茜もお風呂に入る事にした。
その間に・・・
愛浬亜は、西森の家を出て
歩き始めた。
もう、両親と暮らした家はない。
綺麗な空き地になっていた。
私は、行く宛もなく歩いて
河川敷にでて
川の流を見ていた。
それから、お父さん、お母さんに
お花を買い
お父さん達のお墓へと向かった。
歩いて一時間弱·····
両親のお墓に着いた。
「お父さん・・お母さん・・・
·······どうして‥‥‥
······私を····置いて·····行ったの···?
私は、生きていても
崇おじさん、美沙おばちゃん
茜を苦しめるだけ。
その上、史人君にも
嫌な思いさせてしまって
どうしていいのか
わからないの。
男の人が怖いのも
全然·····克服····出来ない·····
頑張ると言ったのに······
ごめん····なさい······
····もう‥‥疲れた·····」
と、泣きながら訴えていた。
愛浬亜は、
心も···身体も···
ボロボロだった。
もう、何も考えたくなくて
自分の部屋から持ってきた
カッターで、ソッと手首を切り
タオルを被せて
お墓の横に腰かけた。
調度、回りから見えなくて
ゆっくりできる。
愛浬亜は、穏やかな気持ちになり
そのまま意識が遠退く····
その時、高木先生の声が聞こえたような
うふふっ、何だか、高木先生に
もう一度、会いたかったなぁ······
と、思っていると・・・・
‥‥そこで····意識が······
·······途切れた。