幸せに・・・なりたい。
三話 それぞれの思い
**美沙・崇
美沙は、あの日何故か、
隣の久美の家が気になり
夜に顔を出しに寄った。
家の中から、
愛浬亜の泣き声みたいな声が‥‥
鍵は·····空いたまま・・・
えっ、無用心だと思いながら‥‥‥
久美にしては、おかしい·····
「久美、玄関あきっぱなしだよ」
と、言いながら
中に入ると
中は、ぐちゃぐちゃ
きれい好きの久美が、おかしい‥‥‥と
中に進むにつれ
愛浬亜の泣き声が‥‥‥
「愛浬亜?」
と、リビングに‥‥‥‥
すると、リビングは血の海で
部屋中荒らされていた。
その中で、父親の大悟の元に
愛浬亜が坐り込み
父親を抱き締めて泣いていた。
私が、駆け寄ると
「‥‥美沙‥おば‥ちゃん。」
と、言って意識を無くした。
私は、パニックになりながら
なんとか、旦那の崇を呼び
崇は、異常な私に何かあったのがわかり
警察と救急車を呼びながら
水樹家にきた。
ひどい状態の家に驚きながら
愛浬亜を診て脈をとり、
救急隊員に指事をして、
西森総合病院に運んで貰い
病院にも指事をだした。
ガタガタと隅で震える
我妻を抱き締めて
「大丈夫、大丈夫、俺がいる。
美沙、しっかりしろ。
愛浬亜のために、やらないと
いけないことがあるだろ。
それに、大悟と久美をきちんと
送り出してやろう。」
と、言った。
美沙は、崇に抱きつき
少しずつ、落ち着いてきた。
「‥‥‥そうっ、そうだね。
ごめんなさい。
ありがとう、もう、大丈夫。」
と、言いながら
涙を拭き、警察と話をした。
大悟と久美は、一端病院に運び
綺麗にして貰い斎場へ。
俺と美沙は、
手分けをして、大悟の会社、
久美のフラワーデザイナーの関係者に
連絡した。