幸せに・・・なりたい。

**誤解


俺は、美沙さんに
「美沙さん。
お客さまを連れて来たのですが。」
と、言って
女性を玄関にいれた。

美沙さんが
「えっ、イザベル?」
と、言うから
「やはり、知り合いですか?」
と、綾。

すると、イザベルが
「美沙、あの娘大丈夫?」
と、訊ねるから
「なに?イザベルが愛浬亜に
なんか、したの?」
と、言うから
「したと言うか、わめいた、と言うか。」
と、綾が言ったら
「史人の恋人と思っていたから。」
と、イザベルは言った。

なんとなく、わかった。
と、綾は思った。

それは、美沙さんも同じで。

美沙さんは、直ぐに史人を呼んだ。

俺は、愛浬亜が気になり
愛浬亜の部屋へと行った。

愛浬亜は、茜ちゃんといて
話をしていた。

俺が、入ると
にっこり、笑ってくれた。
「だめだめ、愛浬亜の笑顔は
破壊的だから。」
と、言うと
茜ちゃんは、笑いだし
愛浬亜は、呆れた顔をした。

「綾、あの人は?」
と、愛浬亜が聞いたから
「史人の知り合いみたい。
まあ、誤解してたみたいだよ。
愛浬亜を史人の恋人だと
思ったみたい。」
と、言うと

「まったく、バカ兄貴。
その人に勘違いさせるようなこと
言ったんだわ。」
と、茜は言った。

「綾、私も言って話す。」
と、愛浬亜が言うから

三人で、下に降りて行った。
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