幸せに・・・なりたい。

**結婚式


綾は、しばらく愛浬亜から
口を利いてもらえずにいた。

「だって、恥ずかしかったもん。」
と、愛浬亜。
「ごめんよ。でも、愛浬亜が
可愛すぎるから、いけないんだよ。」
と、綾が言うから
愛浬亜は、真っ赤になっていた。

新居の生活も落ち着き
綾は、西森総合病院にきちんと復帰した。

愛浬亜の仕事も、順調で
愛浬亜は、加恵ちゃんと
二人で、楽しみながら
仕事をしていた。

今日は、愛浬亜と綾の結婚式だ。

海の見える、教会で身内だけで挙げる。
愛浬亜は、バージンロードを崇と歩く。
崇と美沙、茜、加恵ちゃん
青木さんと柊さんと
史人さんとイザベルさんも出席してくれた。

そう、史人さんは、
あの時、アメリカに戻った
イザベルさんを追いかけて
編集長との結婚をやめさせて
日本へと連れて帰ってきて
先日、入籍を済ませた。



ウェディングドレスを着た愛浬亜は、
この世のものではないくらい綺麗で
だれもが、振り返り
式場の人達までも
大絶賛。

綾は、あまりの美しさに
言葉をなくし
「綾、誰も何も言ってくれないの
変かな?」
と、愛浬亜。
「‥‥‥愛浬亜、美しすぎて
非の打ち所ないよ。
本当に凄く綺麗だよ。」
と、綾。
「うふふっ、ありがとう。」
と、愛浬亜。

崇も美沙も青木さん柊も
大絶賛!
茜と加恵ちゃんは、涙が止まらず
史人とイザベルも
圧巻すぎて、言葉をなくしていた。

綾と愛浬亜は、出席してくれた
みんなの前で、愛を誓い
幸せになることを
改めて約束をした。

崇と美沙は、ずっと涙が止まらず
「「大悟や久美に、
    見せたかったなあ」」
と、話していた。

沢山の思いを抱えてきた
愛浬亜には、誰よりも
幸せになって欲しいと
二人は思っていた。
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