幸せに・・・なりたい。

**退院祝い


お義父さんが退院して少し経ち
愛浬亜も6ヶ月になり
お腹も出てきた。

チビちゃんは、居心地良いのか
よく、動いてくれた。
おかげで、胎動をよく感じていた。

そんな日に
母から、
「親父の快気祝いをするから
来て欲しい。」
と、言われた。
身内だけで、やるからと

愛浬亜に聞いてから
連絡すると話した。

母さんは、
「男性は、いないから」
と、言った。

愛浬亜は、
「行きたい。」
と、言ったから
母さんには伝えた。


お呼ばれした日に
お義父さんの家で
花を活けた。

呼ばれたのは
崇さん、美沙おばちゃん、茜
史人さんとイザベル、加恵ちゃん
お義父さん、お義母さん
と私達だけだった。

お義父さんが、安西さんに
頼んで、動いてもらって
西森家と加恵ちゃんに声を
かけてくれたらしい。

皆が、席につくと
お義父さんが
「西森さんと西森先生、本当に
今回は、お世話になりました。
ありがとうございました。
そして、息子の綾が
お世話になっております。
その上、嫁の愛浬亜を
大事にしてもらって
ありがとうございます。
今日は寛いで沢山食べ下さい。」
と、言った。

愛浬亜と美沙さん、茜ちゃんと
母さんは、涙をながしていた。

綾も
「崇さん、史人、
親父を救ってくれて
本当にありがとうございました。」
と、言った。

それからは、沢山食べて
沢山、話して
楽しいひとときを
みんなで過ごした。
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