今までとこれからと
大会当日

意外に晴天で秋風の吹くすこし肌寒い感じだ

やばい!この時はそれしか言ってなかった…………はず
緊張で胸がドキドキしまくってた

だが試合前に先輩に「番号貰えても出れない先輩だっているんやぞ」と脅されたのは
深く覚えている、今でも怖い
だがそんなことを忘れ審判より
「「「プレイボール」」」
と告げられ颯爽とベンチに走った

うちのチームは守備力が高いと地味に評判だった
実際にかなり強かった
が、相手も相手で強豪校だったからいい接戦だった
だが
前半(だいたい1-2回ぐらい)の間に得点を許してしまい
2-0のまま試合は終わりそうな時監督が
「お前代打で打てるか?このチームを勝たせれるか?」
(無理やてwww
どこの漫画ですか?ww)
っ的に思ったw
これはまじで(笑)
けど、無理ですとも言えないし
なんとも言えないから
「え!?はい!」
と二つ返事で返すしかできなかった
おかげさまで6回ぐらいに代打で出た
考えてることはただ1つ
「打たなきゃ」とか「先輩に合わせる顔が…」ではなく
「帰りたい」素直にそう思った
まじで

前のふたりがいい感じに塁に出て盗塁して
なんだかんだで僕の打席に回ってきた
相手のピッチャーは小学の頃に見ていたのより1回り2回りデカイ
球も速いし、変化球もある
なんて最悪
打てるはずない…
あっさり2ストライク取られた
だが何故かピッチャーが足を痛がっていた
そしてコントロールが悪くなって
悪送球が続きランナーが2、3塁に行き
ピッチャーがかなり疲れているのがわかった
これだとホームへのカバーが遅れる
確信した
そしてピッチャーが変化球じゃなくストレートで来ることも予想がついた
そしてピッチャーが放ったボールが
ど真ん中に来た
何故か自分の意思じゃなくて勝手に手が出た
それにつれて腰も足もついてきた
不思議な感覚
嫌いじゃない

なんだろう
体が勝手に一塁に向かってた
そして打球はセンターの頭を超えていた


一気にランナーは駆けた
1年にしたら出来過ぎた結果だ

結局試合は3-2で勝ちみんな喜んだ
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