心の叫び
自分らしく
パシり
「ねぇ!昨日出された宿題のプリント見せて!答えうつすから。」
「お願い!掃除当番変わってくれないかな!?」
「自販機で飲み物買ってきて欲しいの!」
その頼み事に私は笑顔で言う。
「うん!いいよー!」
私は昔から良い子を演じていた。
「貴方は優しいね。」
誰もかも口を揃えて私に言った。
違う。
優しいんじゃない。
『嫌だ』
そのふたつの文字が言えないのだ。
もし 否定したら 嫌われちゃうんじゃないか
怖い。
心のどこかで思ってしまう。
でも…このままじゃだめだ。
勇気を振り絞ろう。
やらない後悔より
やって後悔した方が
何百倍…いや何千倍 いいから。