お嬢様の秘密・座談会
夏「じゃあユリが呼んでくる間、ユリの紹介をしよう!もう1ページ使っちゃってるよ?」


玲「ユリが誰か呼んでくれば大丈夫だろ。で、基本データはこれな。」




主人公・秋本優莉(ユリ)


経済界、政治界など各方面に多大な影響力を持つ、日本有数の大企業である秋本グループ会長の愛孫であり、現警視総監の孫





夏「性格は……そうね、優しいよね。普段心を許した人の前でしか笑わないから、冷たい印象を持たれていたこともあるわね。」


玲「秋本家はユリが生まれる前からの歪みあいのせいで、当初ユリの存在を一切知られてはいけない状況にあった。ほんとは超金持ちのお嬢様なのに超貧乏生活していた。」


夏「金銭感覚は庶民というより本当に貧乏人なのよね。桁が5桁いっている商品を見たユリの顔、結構引きつってるのよ。だから裃の寮に入った時衝動的に泣きそうになったんじゃない?あれ、自分では感動したからって言ってたけど、多分破産するって考えも持っているはずよ。」


玲「俺ら小学生のときよく買い物行ったよな?ユリは『大根1本30円!?』って言って目を輝かせてたぞ。」


夏「……そのエピソード知らない。」


夏菜、少し拗ねる。


夏「でユリは怒ると怖い。」


玲「容赦ないからな……。大旦那様と深く関わるようになってから血のつながりを濃く感じた。あの方も長年、グループを引っ張ってきた方だ。時代が時代だったら首はねる勢いだ。」


夏「こんなものかしら。まだあったら付け足すわね!」
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