Last Letter~手紙がくれた想い~
「お疲れ」
俊は俺の横に座る。
「寒いだろ?これやるよ」
俊はポケットからホットコーヒーの缶を取り出して俺に渡す。
「おう、さんきゅ」
それを受け取り両手で包む。
意外にもコーヒーは温かくて一口飲むと胸に染み渡りなぜか安心した。
「大樹…なんかあった??」
おもむろに口を開いた俊はそんなことを言う。
「…………なんもねぇよ」
そうすると俊は俺を睨んだ。
「別にさ、お前とこうして話するつもりなんてなかった。
だけど今のお前の顔、すげぇ色が滲み出てる。」
「何色が滲み出てるんだよ?」
俊が何を言いたいのか分からなかった。
「心配しまくってる色。
どうした?また春樹が発作でも起こしたか??」
俊…お前ムカつく
何も言ってないのに人の心ん中覗きやがって。
ふざけんなよ…