Last Letter~手紙がくれた想い~
「そ、それより歌詞だよ!
大事なのは歌詞!!」
俺ら3人がかなり引いていることに気が付いた弘斗は苦笑い。
苦笑いしたいのは俺らだってーの。
「………なんだ、これ…」
俊が呟く。
「お前、なんでこんな詩が書けるんだよ?」
雅輝はなぜか溜め息を漏らして。
弘斗に至っては微動だもしない。
「え…?これ、なし??」
俺的にはなかなか上出来な曲。
でも、3人の反応はイマイチで…
これ、ボツかぁ…
「ばーか!良すぎてなんて反応していいか分かんねぇんだよ!!」
俊が叫ぶ。
え…?
マジで?
「さ、練習するか。
ってか…その病院のライブっていつなんだよ??」
雅輝は立ち上がり上から俺を見る。
見下げられるのって気分悪ぃな…
そう思った俺は立ち上がる。
そして
「1週間後」
と、答えた。