Last Letter~手紙がくれた想い~
「おっす…弘斗」
いつも通り弘斗と2ケツで学校へ行く。
「今日、香織…学校休むって」
「そっか」
そう短く答えたものの、心臓はバクバクで。
イヤな予感がした。
「ユウちゃんの体調…悪くなってるらしい
昨日、血…吐いたって」
「……大樹?!
お前…どこ行くんだよ?!」
勝手に体が動いた
弘斗の言葉を聞いた瞬間、学校なんかに行ってる場合じゃない。
そう、思った。
勉強なんかより、
俺の中じゃ悠香のほうが大切で。
弘斗を巻き込むのは申し訳ないがそれでも病院に行きたかった。
後ろから溜め息が聞こえる。
どうやら弘斗は反対する気はないらしい。
悪いな…弘斗