Last Letter~手紙がくれた想い~
Second Letter
病院
「おーっす!!」
『よっ!木村!!』
なぜだか最近、朝、村瀬が弘斗と一緒に俺を待っている。
どうしてなんだかな。
「またお前、いんのかよ?」
と、俺が言っている間に弘斗は荷台に乗っている。
『あんたねぇ~…
まったく、冷たいにもほどがある!!
ね?弘斗もそう思うよね??』
「だって大樹はロボットだもん」
俺の後ろでクククと弘斗が笑っている。
「おい、弘斗。
俺次第でお前の命…「ごめん!!」
全部言い終わらないうちに弘斗が謝る。
『でもそれ、ナイス例えだよね!
ロボット木村!!!』
ニヤニヤ笑う村瀬。
こんなことになるんだったら、
あのとき、村瀬を励ますんじゃなかった。
そうすれば、静かなままだったのに。