死神喫茶店
☆☆☆

翌日。


目が覚めたあたしは両腕のだるさを感じていた。


長時間スコップを使っていたため、筋肉痛になってしまったようだ。


「解体の仕事ってすごく大変なんだなぁ……」


自分の腕をマッサージしながらそう呟く。


いつも河田さんが解体しているのを見ているだけだから、ここまで重労働だとは思わなかった。


解体の仕事は男性の方が向いているということがよくわかった。


ベッドから起きだして制服に着替えていると、スマホがなった。


メール受信の音楽だったので、手早く着替えをしてスマホを確認する。


メールは楓からだった。


《モコ、昨日はとっても楽しかった! 河田さんってすごくいい人だね!》


楓は昨日のバイトを楽しめたようだ。


これなら長く続ける事もできそうだ。


《よかった! 楓がいればあたしもこれから楽しくなりそうだよ!》


そう返信し、鞄を持って一階へと向かったのだった。
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