死神喫茶店
あたしの後ろにいる夢羽は……気が付けば、他のクラスメートから声をかけられて、その輪の中に入っていた。


夢羽は元々男子生徒に人気があるため、男子ばかりのグループだ。


あたしはチラリとそちらを確認して、笑顔になった。


夢羽は楽しそうに会話をしているから、あたしが罪悪感を持つ必要はないようだ。


気兼ねなく瑠衣とおしゃべりすることができる。


あたしはそう思い、声のトーンを上げたのだった。
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