太陽と月の後継者

崩壊の兆し

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ードォオオオオオオオオォオンンンッッ





『な、なに!?』

授業を受けていたクロエ達に突然の轟音と熱風、そして次の瞬間には窓が割れガラスの破片が降りかかる。

流石のSクラスは全員シールドを出し無事だった。

歪んだドアをリオが蹴り飛ばして廊下に出る。

Cクラスの生徒は殆ど廊下に吹き飛ばされ大怪我を負っていた。

「貴様らは下がれ。」

五大魔法使いであるヒルダは、慎重に足を進める。

安全なことを確かめるとSクラスに指示を出した。

「出来るだけ迅速に行動しろ。外には他の教員がいる筈だ、指示に従ってくれ。

力のある者は他のクラスの奴を運ぶんだ。

わかったら行け!!

クレア・フルームお前は此処に残れ。」

クロエは頷くとヒルダについて行った。



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