太陽と月の後継者
ビアンカは空いたピースが全て埋まるのを感じた。
「私...」
「ビアンカ
この戦いで生き残れたら...
俺と結婚して頂けませんか?」
人生で二度目のプロポーズ
ビアンカは目に涙を浮かべながら可愛らしい笑顔を浮かべた。
「はい」
リオは目を大きく開いた。
「本当に...現実...?」
ビアンカは少しリオを睨む。しかし次の瞬間には照れながらもリオの頬に口付けた。
リオは呆然とビアンカを見る。
「私のことを好きで居てくれて、ありがとう。
一回しか言わないからよく聞きなさいよね...
私はリオのことが好き。」
恥ずかしそうに言う彼女。
リオはやっと現実に帰ってきたようだ。
「ビアンカ可愛い」
「うっさい」
ふたりはまた月を見る。
「絶対生きてよね。
死んだら許さないんだから。」
「うん」
ふたりは肩を寄せて寂しさを紛らわせていた。