太陽と月の後継者
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「みっなさーん。!
爽やかな朝。
美形集団を目の当たりに出来て
私は最高に嬉しいです!」

司会者が、
鼻息荒く5人の準決勝進出者を見つめる。

「みなさんお気づきかも知れませんが、
人数、合っていませんよね?

でも、心配には及びません。

今から皆さんにミッションを与えます。

そのミッションに、
早く合格したものが
真の準決勝に出場できます。

ではみなさーん!
健闘をお祈りしています。」

そう司会者の声が聞こえると、いつの間にかクロエ達は別々の異空間へ移動していた。

会場には、5つのモニターが出される。

「会場、そして選手の皆さんにルールを説明します。

今から、選手には異空間で魔獣と戦ってもらいます。」

ざわざわと会場が騒がしくなる。

魔獣は、普通の魔法使いでは倒せないほどの強さ。

そんな魔獣を生徒1人が倒すというのだ。

「みなさん静粛に!この魔法大会は上級魔法使いになるための試練でもあります。

魔獣1体倒せないのであれば、
上級魔法使いになる資格はありません。

そして、今回は最初に魔獣を倒した4人が勝ち残れる。

倒せたとしても、1番遅かった時点で
失格となります。」

厳しい言葉に会場の者は、黙ってモニターを見つめるしかなかった。

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