りんごのほっぺ
とにかく。私のギンガムチェックパンツについては完全に忘れ去られているようだったので安心した。
ビクビクしながら教室のドアを開けた数分前が懐かしく感じる。
これで今日もシュレックのシュレックらしい長い長い1日が幕を開ける。
願わくば、赤面症がらみのトラブルや災難が私に降りかからん事を・・・•────
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つまらないスパルタ授業をたっぷり受けて5時間弱。精気を失いかけた生徒達に救済の昼休みが訪れた。
歓喜と安堵に沸く教室。机に項垂れるクラスメイトで溢れ返っていた。
そんな中、授業が終わった余韻に浸る事なく、颯爽と教室を飛び出た黄緑 緑は、食堂へと向かっていた。
普段は中庭の隅っこでお昼を食べている。
今日はお弁当を作るのを忘れてしまったのだ。
食堂につくとすぐにカウンターでメニューを注文した。
待つ事、数分。出てきたのは柚子ネギうどん定食。プラス半熟卵天ぷら。
セルフの水をコップについでから一番隅の方のテーブル席を選んで椅子に座った。