セカイでイチバン好きな人。

不安で仕方ないまま大会会場へと向かう。

萌先輩が微笑みながら
「おはよう」

って、優しくいうから

こっちは夢を思い出し、切なくなって

「おはようございます」

すごく小さく暗い声になってしまった。

「調子悪いの?」

萌先輩に心配させてしまった。

「いえ、大丈夫です」

笑えているだろうか。
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