悪魔の封印を解いちゃったので、クールな幼なじみと同居します!
アキを探して、公園も、小学校も、いろんなところを駆け回っていた。
だけど結局どこにもアキはいなくて、その夜も家に帰ってこなかった。
ずっと待ってても帰ってこないから、諦めてリドと二人で晩ご飯を食べた。
晩ご飯を作るのはリドが手伝ってくれた。
普段手伝いすらしようとしないくせに「オレに任せてろ」とリドはなぜか張り切っていた。
以外にも上手なのかもしれない、なんて思っていたけれど、野菜を切るにも要領悪すぎるし、あたし以上にへたくそだし、しまいには皿を割る始末。
「もう何をしてても邪魔にしかならないから引っ込んでて。邪魔」ってキッチンから追い出した。リドはちょっとショックを受けたらしかった。
結局あたし一人で作ったのは、形が不揃いな野菜炒めとお味噌汁。
炊飯器でご飯を炊くのもリドに任せなかった。壊されたらたまったもんじゃない。
それぞれの器に盛りつけて、席に着く。
アキがいつも座る席が空席で、寂しかった。
「すげぇなお前。一人で立派に作っちまったな。上達したんじゃねえの? いつもはあいつに怒鳴られてたのに」
すげえ、すげえ、とリドは何度もハイテンションに繰り返す。バカにしてるのか、ムカツクな。
「すげえよ、美味しい。お前才能あるんじゃねーの?」
「……」
リドが褒めてくれても、あたしは何も言わなかった。
何も言えなかった。
アキのことが心配で、ご飯を食べるにも何をするにも、気合が入らない。
するとリドは一つ息を吐くと、持っていたご飯茶碗と箸を置いて「佐奈」と名前を呼んだ。
だけど結局どこにもアキはいなくて、その夜も家に帰ってこなかった。
ずっと待ってても帰ってこないから、諦めてリドと二人で晩ご飯を食べた。
晩ご飯を作るのはリドが手伝ってくれた。
普段手伝いすらしようとしないくせに「オレに任せてろ」とリドはなぜか張り切っていた。
以外にも上手なのかもしれない、なんて思っていたけれど、野菜を切るにも要領悪すぎるし、あたし以上にへたくそだし、しまいには皿を割る始末。
「もう何をしてても邪魔にしかならないから引っ込んでて。邪魔」ってキッチンから追い出した。リドはちょっとショックを受けたらしかった。
結局あたし一人で作ったのは、形が不揃いな野菜炒めとお味噌汁。
炊飯器でご飯を炊くのもリドに任せなかった。壊されたらたまったもんじゃない。
それぞれの器に盛りつけて、席に着く。
アキがいつも座る席が空席で、寂しかった。
「すげぇなお前。一人で立派に作っちまったな。上達したんじゃねえの? いつもはあいつに怒鳴られてたのに」
すげえ、すげえ、とリドは何度もハイテンションに繰り返す。バカにしてるのか、ムカツクな。
「すげえよ、美味しい。お前才能あるんじゃねーの?」
「……」
リドが褒めてくれても、あたしは何も言わなかった。
何も言えなかった。
アキのことが心配で、ご飯を食べるにも何をするにも、気合が入らない。
するとリドは一つ息を吐くと、持っていたご飯茶碗と箸を置いて「佐奈」と名前を呼んだ。