悪魔の封印を解いちゃったので、クールな幼なじみと同居します!
転校してきた亜熊利斗は、あたしと勝手に契約を結んだ悪魔のリドであることを美晴には伝えた。
すると彼女は予想外に「あんなイケメンと契約できるなんていいじゃない」と面白そうに言ったのだ。まったく、溜息しか出てこない。
「疲れた」
あたしが机に突っ伏しながら答えると「でしょうね」と美晴は苦笑した。
疲れたんだ、リドに話しかけられるのも、そのせいで女子に睨まれるのも。
「どうしてあたしがこんな目に…」
「佐奈は本当に巻き込まれ体質よね」
美晴は同情するように言った。
「いつも面倒くさい事に巻き込まれてる」
美晴の言う通りだ。
リドと出会う以前から、あたしの運は最悪だ。
嫌だなと思ったことは現実になるし、面倒なことは引き起こさないけど巻き込まれて。
友達との喧嘩だって今まで一度もしたことないけどなぜかその中に巻き込まれたり、アキのことが好きな女の子からありもしないことを疑われて呼び出しを食らったり。
ここまでくると巻き込まれ体質なのか不幸体質なのか区別もつかなくなってくる。
あたしは前世でそんなに悪い行いでもしたのだろうか。それとも呪いか何かだろうか。何でもいいから原因を知りたい。
「あたし、お祓いでもしてもらった方がいいかな」
「晃に頼んでみたら」
きっとそれがいい。でもアキのことだ、そんなことを言ったら「ばかじゃないの」と面倒くさい顔をされそうだ。
すると彼女は予想外に「あんなイケメンと契約できるなんていいじゃない」と面白そうに言ったのだ。まったく、溜息しか出てこない。
「疲れた」
あたしが机に突っ伏しながら答えると「でしょうね」と美晴は苦笑した。
疲れたんだ、リドに話しかけられるのも、そのせいで女子に睨まれるのも。
「どうしてあたしがこんな目に…」
「佐奈は本当に巻き込まれ体質よね」
美晴は同情するように言った。
「いつも面倒くさい事に巻き込まれてる」
美晴の言う通りだ。
リドと出会う以前から、あたしの運は最悪だ。
嫌だなと思ったことは現実になるし、面倒なことは引き起こさないけど巻き込まれて。
友達との喧嘩だって今まで一度もしたことないけどなぜかその中に巻き込まれたり、アキのことが好きな女の子からありもしないことを疑われて呼び出しを食らったり。
ここまでくると巻き込まれ体質なのか不幸体質なのか区別もつかなくなってくる。
あたしは前世でそんなに悪い行いでもしたのだろうか。それとも呪いか何かだろうか。何でもいいから原因を知りたい。
「あたし、お祓いでもしてもらった方がいいかな」
「晃に頼んでみたら」
きっとそれがいい。でもアキのことだ、そんなことを言ったら「ばかじゃないの」と面倒くさい顔をされそうだ。