悪魔の封印を解いちゃったので、クールな幼なじみと同居します!
「なに、これ」
「アキが自分で切ったんでしょ!?3人分のご飯をつくるのに、茄子4本使うのはさすがに多すぎだよ!」
「一体何を作る気なの」と詰め寄ると、アキはショックを受けているのか「あ、うん」とどっちつかずな返事をした。
あたしは一つため息を吐いて、「どうしたの?」とアキの顔を覗き込んだ。
アキはびっくりしたような、放心状態のような、そんな顔をしている。
なんで、そんな顔をするの。
「アキ、どうしたの?体調悪い?」
そう尋ねるけど、「大丈夫だから」と言いながら今度はキュウリを切り出した。
絶対大丈夫じゃないなとあたしは思いつつ、アキの隣でトマトを切った。
*
できあがった夏野菜カレーの具材は圧倒的に茄子が多かった。
「茄子ばっかりだな」
リドはスプーンですくいながら言った。
「うるさい、文句あるなら食べるな」
アキはピリピリしているようで、普通なら受け流すリドの挑発にも乗ってしまっている。
おかしい、と思ってリドの方を見ると、リドもあたしを見ていた。どうやらリドもアキがおかしいと思い始めているようだった。
けれども心配はしていないようだ。面白くなってきたと言わんばかりに目を輝かせている。
「アキが自分で切ったんでしょ!?3人分のご飯をつくるのに、茄子4本使うのはさすがに多すぎだよ!」
「一体何を作る気なの」と詰め寄ると、アキはショックを受けているのか「あ、うん」とどっちつかずな返事をした。
あたしは一つため息を吐いて、「どうしたの?」とアキの顔を覗き込んだ。
アキはびっくりしたような、放心状態のような、そんな顔をしている。
なんで、そんな顔をするの。
「アキ、どうしたの?体調悪い?」
そう尋ねるけど、「大丈夫だから」と言いながら今度はキュウリを切り出した。
絶対大丈夫じゃないなとあたしは思いつつ、アキの隣でトマトを切った。
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できあがった夏野菜カレーの具材は圧倒的に茄子が多かった。
「茄子ばっかりだな」
リドはスプーンですくいながら言った。
「うるさい、文句あるなら食べるな」
アキはピリピリしているようで、普通なら受け流すリドの挑発にも乗ってしまっている。
おかしい、と思ってリドの方を見ると、リドもあたしを見ていた。どうやらリドもアキがおかしいと思い始めているようだった。
けれども心配はしていないようだ。面白くなってきたと言わんばかりに目を輝かせている。