悪魔の封印を解いちゃったので、クールな幼なじみと同居します!
それからリビング、洗面台、トイレ、寝室を探して回ったけど、どこにもアキの姿は見られなかった。
「リド!」
台所で洗い物をしていたリドに声をかける。
「アキを見かけなかった?」
「あいつ?見なかったけど。どうかしたのか?」
「アキがどこにもいないの!」
この離れはどこまで大きくはない。そこら辺のアパートと大体同じくらいの大きさだ。
だから探す場所なんてほとんどないし、アキの姿が見つからないのは変な話だ。
「アキ、どこにいったんだろう…」
するとリドは「さーね」と言った。まるでどうでもいいとでも言っているような口調だった。
「どうせ母屋の方にでも行ったんじゃねえの?」
「母屋…?」
「ほら、今までもあいつ何回か母屋に行ってるし」
心配ねえよ、とリドは笑った。
「あいつがお前を見捨てるようなことは絶対ねえから」
むかつくけど、と言ったリドの言葉が心にじわりと染みていく。
「どうせもう少ししたら戻ってくる。あいつが佐奈とオレが一緒にいることを許すわけねえし。むかつくけど」
「相当嫌いだね、アキのこと」
「そりゃあ、オレに立てつくからな。無礼にもほどがある」
はいはい、とリドの言葉を無視する。
「リド!」
台所で洗い物をしていたリドに声をかける。
「アキを見かけなかった?」
「あいつ?見なかったけど。どうかしたのか?」
「アキがどこにもいないの!」
この離れはどこまで大きくはない。そこら辺のアパートと大体同じくらいの大きさだ。
だから探す場所なんてほとんどないし、アキの姿が見つからないのは変な話だ。
「アキ、どこにいったんだろう…」
するとリドは「さーね」と言った。まるでどうでもいいとでも言っているような口調だった。
「どうせ母屋の方にでも行ったんじゃねえの?」
「母屋…?」
「ほら、今までもあいつ何回か母屋に行ってるし」
心配ねえよ、とリドは笑った。
「あいつがお前を見捨てるようなことは絶対ねえから」
むかつくけど、と言ったリドの言葉が心にじわりと染みていく。
「どうせもう少ししたら戻ってくる。あいつが佐奈とオレが一緒にいることを許すわけねえし。むかつくけど」
「相当嫌いだね、アキのこと」
「そりゃあ、オレに立てつくからな。無礼にもほどがある」
はいはい、とリドの言葉を無視する。