悪魔の封印を解いちゃったので、クールな幼なじみと同居します!
「ここだっつってんだろ、佐奈」
近くで聞いたことのある声が聞こえて、はっとして足元に視線を向ける。
「ようやくオレを見つけたな」
サファイアの右目、黄金の左目。
艶やかな黒い毛並みに、しなやかな体。
そう、そこにいたのは黒猫。
黒猫の姿をした悪魔だった。
「りっ、リド!?」
「よう」
リドは楽しそうな表情をしている。
「なんであんたがここにいるの!?」
あたしはハッとして視線を上にあげた。
すると周りにいた生徒達はあたしが叫んだのを驚くような、訝しむような、そんな表情をしていた。
なんでみんなそんなにあたしのことを嫌うような表情をするんだ。嫌われキャラか、あたしは。
っていうか、普通、黒猫が学校に迷い込んでいることに驚かない?なんて思っていると、リドが「当然だろ」と、まるであたしの考えていることなんてわかるといった様子で言ってきた。
「オレの姿は今は佐奈にしか見えないからな」
「は!?」
あたしにしか、見えない?!
「適当なこと言わないでくれる?」
リドの後ろの方から声が聞こえて、誰かと思うよりも先にその人物が分かった。
「俺にだって見えてるから」
「アキ!」
不機嫌そうな顔をしたアキがそこにいた。
近くで聞いたことのある声が聞こえて、はっとして足元に視線を向ける。
「ようやくオレを見つけたな」
サファイアの右目、黄金の左目。
艶やかな黒い毛並みに、しなやかな体。
そう、そこにいたのは黒猫。
黒猫の姿をした悪魔だった。
「りっ、リド!?」
「よう」
リドは楽しそうな表情をしている。
「なんであんたがここにいるの!?」
あたしはハッとして視線を上にあげた。
すると周りにいた生徒達はあたしが叫んだのを驚くような、訝しむような、そんな表情をしていた。
なんでみんなそんなにあたしのことを嫌うような表情をするんだ。嫌われキャラか、あたしは。
っていうか、普通、黒猫が学校に迷い込んでいることに驚かない?なんて思っていると、リドが「当然だろ」と、まるであたしの考えていることなんてわかるといった様子で言ってきた。
「オレの姿は今は佐奈にしか見えないからな」
「は!?」
あたしにしか、見えない?!
「適当なこと言わないでくれる?」
リドの後ろの方から声が聞こえて、誰かと思うよりも先にその人物が分かった。
「俺にだって見えてるから」
「アキ!」
不機嫌そうな顔をしたアキがそこにいた。