悪魔の封印を解いちゃったので、クールな幼なじみと同居します!
怪異、起こっちゃいました。
うちの高校の図書館は、校舎とは別に独立してある。
行くのは面倒くさいけれど、その分、本の種類はたくさんある。雑誌も、漫画も、小説も、ありとあらゆる種類が。
そんな図書館で調べるのは『地域について』。
地元の商店街や町の人口推移、地元の昔からある場所などを調べて最後にはみんなにプレゼンする授業だ。調査内容は、とにかく地元に関連する内容ならオッケーという、なんとも適当なもの。
「各班、それぞれ進めるように」
指示されたのはたったそれだった。
みんなはそれぞれ班に分かれて話し合いを始めていた。
その様子をぼうっと見ていると美晴が「佐奈」とあたしの名前を呼んだ。
「何ぼうっとしてるの。私たちも早く調べましょう」
「そうだね」
あたしは頷いて美晴の後をついていく。
「みんなもう待ってるわよ」
美晴がふうっとため息を吐いてハッと気づく。
そうだ、あたしと同じ班のメンバーって…。
「あんたがいたんだった…」
「ちょっと、溜め息吐かないでくれる?」
アキがいたんだった…。
行くのは面倒くさいけれど、その分、本の種類はたくさんある。雑誌も、漫画も、小説も、ありとあらゆる種類が。
そんな図書館で調べるのは『地域について』。
地元の商店街や町の人口推移、地元の昔からある場所などを調べて最後にはみんなにプレゼンする授業だ。調査内容は、とにかく地元に関連する内容ならオッケーという、なんとも適当なもの。
「各班、それぞれ進めるように」
指示されたのはたったそれだった。
みんなはそれぞれ班に分かれて話し合いを始めていた。
その様子をぼうっと見ていると美晴が「佐奈」とあたしの名前を呼んだ。
「何ぼうっとしてるの。私たちも早く調べましょう」
「そうだね」
あたしは頷いて美晴の後をついていく。
「みんなもう待ってるわよ」
美晴がふうっとため息を吐いてハッと気づく。
そうだ、あたしと同じ班のメンバーって…。
「あんたがいたんだった…」
「ちょっと、溜め息吐かないでくれる?」
アキがいたんだった…。