【短編】恋の天気を予報して
「ん~…じゃあ、聞きますよ。どこなんですか?」

潤ちゃんはちょっと呆れた様子だったが私は笑顔を取り戻した。

やっと聞いてくれた。

「それがね~!潤ちゃん家に就職することになったのっ!」

「えっ?それって家庭教師とか?…メイド?頼んだ覚えないんですが…」

「違うよー」

「えっ?違うの?じゃあ、どういう意味なんです?」

潤ちゃんは不思議そうに私を見た。

「つまり~!私と結婚して、潤ちゃん家に永住するっていう意味!」

さすがの潤ちゃんも驚いた。

えー、これプロポーズと受け取った方がいいの?

そう思ったんだろう。
< 6 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop