You donot have other than(貴方以外ない。)
Ⅱ•••

私と由姫


私と由姫は、
小学校からずっと一緒で仲良し。

父が、病気で亡くなった時も
由姫が、ずっとそばにいてくれた。

私にとって、
由姫はかけがえのない友で
大切で大事な親友だ。

ママは、美容室を何店舗も
経営して殆ど家にいない。

だから、由姫が心配して
よく家に来てくれていた。

ママも夫を亡くして
私を育てるのに必死で
働いてくれていた。


そんな私は、父のためにも
お医者さんになりたくて
必死に勉強を頑張った。

由姫も頭が良かったから
二人で、進学校の高校に進んだ。

そんな時、私の家の隣に
秋山さん一家が引っ越してきた。
秋山のおじさんは
亡き父と仲良しだったらしい。

そんな二人が
極秘に約束ていた事があった
それは······
『お互いの子供が男女だったら
結婚をさせたい。』と
ずっと二人で、話していたらしい。

その秋山のおじさんの息子さんが、
瑛斗君だ。

瑛斗君は、私達の高校に転校してきた。
私達は、許嫁?とは知らずに
家も近い関係で、
直ぐに仲良くなった。

いつも、三人でいて
ワイワイ騒いでいた。

成績も三人でトップ争いを
しながら学生生活を送っていた。

そんな私達が、二年生になった時
瑛斗に急に告白されて
びっくりしたが、
OKをした。

由姫は、とても喜んでくれて
毎日、冷やかされていた。

両家の親達は、当たり前の如く
喜んでくれた。

私は、本当に‥‥幸せだった。

その年のクリスマスには、
初めてのキスをした。

私のファストキスは、
甘く優しい味だった。

瑛斗は、凄く優しくて
私を大切に大事にしてくれた。
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