You donot have other than(貴方以外ない。)
陸···確認
俺は、その足で自宅に帰った。
母さんは、急に帰ってきた事に
びっくりしていたが
事情を話すと
「あら、お父さんは、
あなたが病院を
継がないとか言うから
すぐにお断りしたわよ。
私も叱ったからね。」
と、笑って話しをしていたら
親父が帰って
「おっ、陸。
どうした?突然。
病院を継ぐ気になったか」
と、言い出した。
「ちがうのよ、貴方。
有栖川さんとこの未希さんが
陸の大事なお嬢さんに
陸の婚約者だから、陸に
近づくな!
と、言って来たらしいの。
それで、そのお嬢さんから
婚約者に悪いから
もう構わないで欲しい。
と、言われたらしくてね。
陸は、貴方が、有栖川さんに
断ってないんじゃないかと
話にきたのよ。
ねぇ、陸。」
と、言ったから
「まぁな。」
と、言うと
「わしは、ちゃんと
断ったぞ、有栖川さんには
話を通しておく。
未希さんにも、二度とお前や
お嬢さんに近づかないように
厳しく言って貰うから
心配するな。」
と、言った。
「ああ、そうしてくれ。
また、姿をみたら、その場で
文句いうからな。」
「ああ、言えばいい。」
「ありがとう。」
と、言うと
「あっ、陸
そのお嬢さんを早く
連れてきてね。
楽しみにしてる。」
と、母さんは言った。
俺は、自宅を出て
自分の家に帰った。
乃愛には、ゆっくり、
話すしかない。
と、思っていた。