You donot have other than(貴方以外ない。)
陸···
明日は、両親に乃愛を紹介する。
だから、今日は別々に帰った。
家について
明日の打合せをしようと
乃愛に電話したら
瑛斗君が、また来ていて
尚且つ、体調が悪くて
倒れたから
部屋にいれて様子を見ていると言われた。
なぜ‥‥瑛斗君?
なぜ‥‥家にあげた?
腹の中が真っ黒になって行く。
医者である自分もいて
一応、様子を見に行くと
熱は高いが、
喉の腫れも無く赤みもない。
だから、働き過ぎの疲労と
あまり食べず、寝てもいないんだろう
と、思い
薬を枕元に置いた。
乃愛は、鈍感だから
瑛斗君の仕事が忙しくて
そうなっていると
思っているが
瑛斗君は、乃愛を失って
そうしないと、やるせなかったんだろう
と俺は思った。
すると、瑛斗君が
乃愛を呼んで
乃愛も必死に看病していた。
俺は、見ているのも嫌で
乃愛にも声をかけずに
乃愛の部屋を出た。
俺が、諦めたら
二人は、上手く行くのでは?
俺は、そんな事を考えていた。
取り合えず、両親に電話して
明日の約束は無くして貰った。
母さんは、ガッカリしていたが
「ごめんな、母さん。
彼女の患者さんが悪くて。」
と、言った。
「お医者さんですもの
仕方ないわよ。
次に会える日を
楽しみにしておくわ。」
と、言ってくれた。
それから、乃愛にメールして
「明日の両親への挨拶は、
無理だろうから断った。」
と、送った。
乃愛から、直ぐに電話が
あったが、俺はでなかった。
乃愛と話すと
言わなくて、良い事まで
言いそうだったから。