You donot have other than(貴方以外ない。)
私が一番バカ
月曜日に病院に出社して
陸を探すが、いなくて
他の先生に聞くと
「しばらくの間、休暇する
と、言われていたよ。」
と、言われた。
えっ、聞いてない‥‥‥
私は、どうしたら
その日、私は仕事に集中することが
中々できずに先輩の医師から叱られた。
迷惑かけたくないし
子供達のためだけに
必死に集中して
やっと、一日をこなした。
陸に何度も電話するが繋がらず
私は、泣きながら
由姫に電話すると
由姫は、仕事終わりにきてくれて
「やはり、こうなるんじゃないかと
思ったんだ。」
「私は、どうすれば良かったの?」
「乃愛、貴方が逆の立場だったら?」
「えっ、逆?」
「そう、陸さんの元カノが
陸さんとこにきて
倒れて、陸さんが看病したら
乃愛は、平気?
乃愛は、医者だから仕方ないと
思える?丸二日も
元カノと二人っきりでいられたら。」
と、言うと
やっと、少し乃愛は理解したみたいで。
「瑛斗をあのまま、連れて帰っても
良かったんじゃない?
きっと、乃愛はただ、心配しただけ
なんだけどね。
陸さんは、それがわかってるから
何も言えなかった。
その上、診察までしてくれて
凄い人だよ。
普通出来ないよ。」
と、言われた。
本当に、私はバカだ。
由姫に言われなければ
陸の辛さも、何もわからなかった。
逆の立場だったら······
私は、陸を責める?
嫌・・黙ってさる‥だろう
‥私っ・・は‥だめ·····だ‥‥‥
医師とか関係ない。
嫌な物は嫌。
陸は、私が瑛斗と
一緒にいた方がいいと
思って、身をひいたんだ。
バカっ、怒ってくれたら
良かった。
気持ちを聞いてくれたら
良かった。
だけど、私が悪い
私が、一番バカだ。
由姫は、乃愛に
「後は、自分で良く考えなよ」
と、言って帰って行った。