You donot have other than(貴方以外ない。)
Ⅷ•••

二年が過ぎて


俺は、カッコつけて
ああ、言ったが
悔しかった。

俺が、乃愛を守りたかった。

警察に捕まった
有栖川に合いに行ったら
この間、乃愛が瑛斗君と
食事をしていたのを
俺がみていて
悲しそうな顔していて
我慢出来なかった
と、言った。

俺の姿を見られているとは
思わなかったので
びっくりした。

それに
瑛斗君も利き手では、
あったが、軽傷で良かった。

乃愛は、優しいから
瑛斗君をほっては、おけないだろうし
それを黙認できるほどの
俺は、人間ではないから
引き下がることにしたが
初めて、結婚までしたいと
思えた女性だったから
そう簡単には、諦め切れなかった。

だから、
俺は、親父の病院で
何も考えずに精力的に
働いて過ごした。

あの日、病院で乃愛と話してから
二年が裁とうとしていた。


そんなある日
「院長、お客様がお見えになっています。」
と、受付から連絡があった。

うん?誰だ。
と、思ったが
「お通しして。」
と、言うと

少しして
ドアが、< コンコン >
入ってきたのは、
瑛斗君だった。
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