You donot have other than(貴方以外ない。)
Ⅸ•••
さらなる幸せ
次の日、三人で朝食をとり
俺の実家へと行った。
前の日に
明日、話があるから
二人ともいてくれと
頼んでいた。
親父も母さんもいて
「親父、母さん、前に話していた
三井 乃愛さんだ。
そして、こいつは、
俺の子で海だ。
乃愛、俺の親父とお袋だ。
海、ジィジとバァバだ。」
と、言うと
「もう、陸は簡単すぎ。
お初にお目にかかります。
三井 乃愛と申します。
そして、息子の海です。
陸さんを初め、お父様、お母様に
何も告げずに
海を産んで、申し訳ありません。」
と、言うと
「ジィジとバァバ?
おはようございます。」
と、海が言うと
親父は、目を白黒させていたが
お袋は、目に涙を貯めながら
「乃愛さん、いらっしゃい
海君も、よく来てくれました。
海君のジィジとバァバです。
よろしくお願いしますね。」
と、言うと
海は、ニコニコしていた。
親父は、
「乃愛さん、有栖川が
嫌な事ばかりして
申し訳なかった。」
と、頭を下げながら言うから
「お父様、お顔を上げて下さい。
私は、なんともありません。
友人も今は、快復していますから。」
と、乃愛は言った。
だから、
「まぁ、それで、乃愛から
俺は、離れたんだけどな。
乃愛は、俺の事も考えて
一人で、海を産み育ててくれたんだ。」
と、言うと
母さんは、
「本当にごめんなさいね。
陸が、結婚したいお相手をつれて
来ると言ったのに
取り止めになって
気を病んでいたの。
乃愛さんには、苦労かけて。」
「いいえ、お母様
私に勇気がなかったからです。
それに、海は、とても育てやすくて
手はかかっていません。
それに母や親友も手伝ってくれましたから。」
と、伝えた。
親父は、ニコニコしながら
海を膝に抱いているし
海も色んな話しを親父としていた。