You donot have other than(貴方以外ない。)
結婚式
ひと月後に、結婚式が決まった。
佐々木総合病院関係と
勤務していた大学病院の先生方
秋山さん、一家
由姫、山名さんご夫婦が、
参加してくれることに
なった。
ウェディングドレスは、
乃愛のお母さんが、密かに
用意してくれていたのを、
着ることになった。
試着したが、凄く綺麗で
ピッタリだった。
陸には内緒·······
私と陸は、佐々木総合病院の
近くに家を建てた。
海が、お義父さんの近くが
良いと きかないから。
「お義父さんが、
鼻の下を伸ばして喜んでいる」
と、お義母さんが話してくれた。
瑛斗は、
「きっぱりと
忘れたわけではないが、
陸さんと幸せになれ」
と、言ってくれた。
秋山のおじ様、おば様も
喜んでくれた。
私は、秋山のおじ様と
バージンロードを歩きたいから
お願いしたら、
泣いて喜んでくれて
「昴、悪いな。
乃愛ちゃんと歩かせてもらうな。」
と、父さんに言っていた。
当日、母さんの手で、
綺麗にしてもらった。
由姫は、感動してくれて
涙を流して喜んでくれて、
一緒にきていた淳君が、
涙を拭いていた。
海と陸は、入り口に立ち止まり
動かずにいて
ママやお義母親、お義父様
由姫達に笑われていた。
「ママっ、綺麗!」
と、海。
「なっ、海、先に言うな!
乃愛、綺麗すぎる。
綺麗過ぎて、近づき難い。」
と、言うから
「海、ありがとう。
陸は、大げさ。
でも陸も凄く、カッコいいよ。」
と、言って皆で笑った。