You donot have other than(貴方以外ない。)

婚約破棄


乃愛の母・璃子は
瑛斗の父・直人に連絡して話をした。

直人おじ様は、瑛斗にカンカン
だったらしい。

泉おば様は、
「乃愛ちゃんを傷つけて。」
と、泣いてくれたみたい。

瑛斗は、直人さんに
直ぐに呼ばれて
「璃子さんから、連絡あった
どう言うことだ?
なぜ、乃愛ちゃんを
裏切ったんだ!!
お前、俺の大切な親友の娘さんを
傷つけたんだぞ。
他に好きな人が出来たなら
乃愛ちゃんに伝えたら良かったんじゃ
ないのか?
お前には失望したよ。」
と、言われた。

「すみません。
三井さんには償うつもりだ。」
と、言うと

「なにを!
どうやって償うんだ?
処女にはしてやれないんだ。
心の傷だって、簡単に言うな‼」
と、言われて

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
俺は、返事が出来なかった。

俺は、乃愛を今でも愛している。
だが、乃愛一人だけを
一生と考えたら
何故か、堪らなくなって
同じ学部で、俺に言い寄って
来る女を誘った。

結局、キスしかしなかった。
乃愛が、来なかったら
身体の関係にまで、なっていたかも
しれない‥‥‥

乃愛は、もう俺の元には
戻らないだろう。

俺は、さんざん親父に叱られ
家を出た。
母さんは、泣いていた。
女だからこそ、乃愛の心が
わかるんだろう。

俺は、家に呼ばれた次の日
あの女に別れを告げた。

女は、嫌だとか、騒いでいたが
俺は無視をした。
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