混ざらぬ色
『…なにアルか。謝ったからナ、ちゃんと』


『いや、そうじゃなくて。気分わるそうだけど大丈夫?』


は、それだけの為に呼んだのか。そう神楽は思った

なんて、呑気な生き物なんだろうと感心していた


『別に。いつもの事だから気にするなョ』

私はもう近寄るなよと言わんばかりに、目で訴える

しかし、少し後ずさりするも

青年は


『…。話したら楽になると思うし。
僕で良ければ話聞くよ?』


そう言って返事も聞かずに近くのベンチに誘導された神楽


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