混ざらぬ色
『おいおい、大丈夫か神楽??』


銀時が近寄り、肩を揺すってみる


まさか、このくらいで気絶しているなんてないよな…そんなことを気にする銀時


『神楽ちゃん!?』


『どうしたんでェ?』



自分達が起こしたことというのに、銀時に声をかける総悟



『神楽ちゃんが、びくともしなくて…』


『チャイナがぁ?なんでィ、血ィ出てんだァ?』


『沖田さん達のせいですよ!?どうするんですか!』


『ぁあ?俺達のせいか?記憶にねぇな』


『そりゃ、そうでしょうね!!!
この小説でも"正気に戻った"って記してありましたからね!?
どれだけ、痴話喧嘩に本気出してんですか!!!』



『うるせぇーぞ、ぱっつぁん』


『え、僕!?!』


きょとんとし静まり返った

さっきまでさわがしかったのが嘘みたいだった


結果からすると一番うるさいのは新八だと言うことに気付かされた

(新八:なんで、そうなるの!?!)




銀時は、神楽を抱えて皆のいる方向をみる


『一応、病院に行ってくる』


『待ってください!銀さん!
僕も行きます』


2人はそう言って玄関へ向かう



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