混ざらぬ色
会話の話題は決まっているのに、あからさまに銀時に応えを出して欲しいみたいだった


『茶は、出さねぇからな』


『知ってまさァ。それよりも、話す内容なんて知っているでしょ』



さっきまでは誤魔化し銀時に応えを出そうとしていた奴が、

まさか、直接いうとは思いも知らなかった


『お前が神楽に対して何故毎日毎日喧嘩売ってるのか聞きたいなんて質問。知らねぇよ』


『そんなクソな質問しねェでさ。例え話も程々にしてくだせェ』


『ドS悪魔は素直もクソもねぇ…か』



銀時はそうつぶやき、ジャンプを机の上に置きため息をつく


『いつになったら素直になるのか?』



『なにを言うんですかぃ、俺は毎日素直に生きてまさァ』




いつになっても餓鬼はガキだということがわかった

ドS悪魔が、素直になるなんて道は遠い

素直になるとすれば
総悟の姉の前では素直な男の子となっていく


しかし、それ意外の人となるとそうそう見つからないだろう






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