幻が視る固定未来
昔、この世界の隙間に存在したエデンという楽園があったらしい。

そのエデンには世界を創造したと言われる神の片割れ、生神が住んでいた。
その生神を守るための存在が守護四神であり青龍、朱雀、白虎、玄武のことである。生神は生きるモノ全ての象徴にして、創造の力を持っているらしい。

そしてもう一つ重要なのがもう一つの神の片割れである死神の存在。
世界の破滅や人類の死を願い、そしてそれを実現することのできる生神の対となる存在。

守護四神とは、言わばこの死神から生神を守るための存在だ。

本来ならば死神という存在は遙か昔、この世界に西暦が始まる以前、生神によって封印されたらしいけど、オレの生まれるちょっと前に復活したらしい。
原因こそどうでもいいもの、この戦いで前玄武ことオレの父は命を落とした。だが生神によって死神は再度封印されたようだ。だからオレはこの世界にいるのだし。

オレがエデンのことを知っているのも父が書物として色々な情報を残してくれたおかげである。
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表紙・目次

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