幻が視る固定未来
最後ということは他の試合を見ることが出来る。
リラックスするために他のやつの試合でも見るか。
そう思ってオレは動き出そうとしたがそこで気がついた、ヒソヒソと指を差されていることに。
とりあえずお決まりの後ろを確認。
うん、誰もいねぇ。
だったら指を差されていたのはオレだが前に見た時にはもう指は差されてないし、当の本人すらいない。
なんなんだよ一体。気分悪いな。
「よ、お前の運がないな、剣道で雪櫻木葉と当たるなんてよ」
話しかけてしたのは柔道の時、吹っ飛ばしてしまったお騒がせ野郎だ。
内心無視してやろうとも思ったがこいつは何か知ってやがる。聞きだすのが一番。
「雪櫻はそんなに強いのか」
「知らないのか!? お前どこ出身だよ。雪櫻木葉は全国で一・二を争う剣道女だぞ?」
「あぁ悪いがそんな奴知らないな。そんなに強いのか? でも関係ない」
「マジかよ! 言わなきゃよかったな。必至にお前が戦ってるのに思いっきり吹っ飛ばされてる姿見たかったぜ」
思いっきり笑ってるのはいいが、あんまり無駄な口開くとその口開けなくしてやるぜ? まぁそれは情報提供料として許してやるか。
あの身のこなしだ、絶対に何かやってる奴だとは思った。
けど関係ないな。オレだって有希乃と本気で殺し合いをしてきたんだ。決まりに制限されてる戦いしか知らない奴に負けてられない。
リラックスするために他のやつの試合でも見るか。
そう思ってオレは動き出そうとしたがそこで気がついた、ヒソヒソと指を差されていることに。
とりあえずお決まりの後ろを確認。
うん、誰もいねぇ。
だったら指を差されていたのはオレだが前に見た時にはもう指は差されてないし、当の本人すらいない。
なんなんだよ一体。気分悪いな。
「よ、お前の運がないな、剣道で雪櫻木葉と当たるなんてよ」
話しかけてしたのは柔道の時、吹っ飛ばしてしまったお騒がせ野郎だ。
内心無視してやろうとも思ったがこいつは何か知ってやがる。聞きだすのが一番。
「雪櫻はそんなに強いのか」
「知らないのか!? お前どこ出身だよ。雪櫻木葉は全国で一・二を争う剣道女だぞ?」
「あぁ悪いがそんな奴知らないな。そんなに強いのか? でも関係ない」
「マジかよ! 言わなきゃよかったな。必至にお前が戦ってるのに思いっきり吹っ飛ばされてる姿見たかったぜ」
思いっきり笑ってるのはいいが、あんまり無駄な口開くとその口開けなくしてやるぜ? まぁそれは情報提供料として許してやるか。
あの身のこなしだ、絶対に何かやってる奴だとは思った。
けど関係ないな。オレだって有希乃と本気で殺し合いをしてきたんだ。決まりに制限されてる戦いしか知らない奴に負けてられない。