幻が視る固定未来
どちらの玄武を取るかといえば、きっと両方取ることはない。
それが今のオレだ、自分らしい自分、つまりはオレ個人としての玄武だ。

まだまだオレは強くなれる。
困ったことは玄武らしさがない近距離戦専用になっているということ。
けど、そんな玄武がいたって別にいい、むしろいて何が悪い。何よりも師匠である有希乃が剣術を教えてくれるなら、オレは有希乃流玄武、それになりたい。きっとそれがオレの目指す玄武なんだと思う。

……まぁなりたいというよりも、もうすでになっていのが現実なんだけど、そこはまぁ笑って流すとしよう。
 
有希乃は色々とこうするべきだとか、ここはもっと攻めるべきだの、見てもいない戦いから最良の手を導き出す。全てが正確な訳ではないが間違っている訳でもない、だからこそ有希乃は信用出来てしまう。

分析が終われば後は自由時間、さて今日は何をして有希乃と遊ぶかな?


そうして結局話すだけで一日は終了した。
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