幻が視る固定未来
「黄龍か」
「ご明答。まさかオレの存在に気がつく奴がいるとはな、なかなか予想外だった。お前も人探しに向いている能力があるらしい」
「お前も?」
「あぁそうだ、ついこの間までは神素を見分ける奴がいた。ちょうどお前とは逆の性質だ」
「いた、とは? まさか……」
「そうだ、用無しには消えてもらう。魂ごと喰った」
「なら、やはりこれは計画的に集められたもの。目的は青龍と玄武を吸収するつもりか」
「おしいな玄武のボディーガード。ただ吸収するだけなら二人同時によりも片方から順番にすればいいだろう?」
私が何故、玄武側の人間だと分かった?
初めから青龍側ではにと判断することが出来るのは青龍側にいるということ?
対である青龍がそれに気がつかない訳がない。
この男、本当に黄龍なのだろうか。守護四霊であることはほぼ間違いない。
「俺の話を聞いてるのか、女」
「お前は本当に黄龍か。何故青龍が気がつかない」
「……なるほど、なかなか鋭くそして冷静、優秀ということか。いや俺が間抜けということか。しかし女、俺の存在は完璧に隠していた。本来なら今、この瞬間でさえ俺は黄龍ではない」
「どうゆう……!?」
言葉を言いきる前に体が動く。
男が突如動き出し瞬時に見失う。
頼りの霊素も遅れて流れているためあてに出来ない。相手は常に動いている。
「ご明答。まさかオレの存在に気がつく奴がいるとはな、なかなか予想外だった。お前も人探しに向いている能力があるらしい」
「お前も?」
「あぁそうだ、ついこの間までは神素を見分ける奴がいた。ちょうどお前とは逆の性質だ」
「いた、とは? まさか……」
「そうだ、用無しには消えてもらう。魂ごと喰った」
「なら、やはりこれは計画的に集められたもの。目的は青龍と玄武を吸収するつもりか」
「おしいな玄武のボディーガード。ただ吸収するだけなら二人同時によりも片方から順番にすればいいだろう?」
私が何故、玄武側の人間だと分かった?
初めから青龍側ではにと判断することが出来るのは青龍側にいるということ?
対である青龍がそれに気がつかない訳がない。
この男、本当に黄龍なのだろうか。守護四霊であることはほぼ間違いない。
「俺の話を聞いてるのか、女」
「お前は本当に黄龍か。何故青龍が気がつかない」
「……なるほど、なかなか鋭くそして冷静、優秀ということか。いや俺が間抜けということか。しかし女、俺の存在は完璧に隠していた。本来なら今、この瞬間でさえ俺は黄龍ではない」
「どうゆう……!?」
言葉を言いきる前に体が動く。
男が突如動き出し瞬時に見失う。
頼りの霊素も遅れて流れているためあてに出来ない。相手は常に動いている。