幻が視る固定未来
そうやって守護四神、玄武、幻視灼蜘は自分の道を選んだ。

もともと一つしかないレールが二つに分かれ、新しい道の方を選んだ。
けどそこに後悔はない。

木下有希乃に会わなければ彼は何も変わらなかった。自分の運命さえも曖昧なまま守護四神であったかもしれない。

だからこそ彼にとって木下有希乃という存在が重要となった。

そして二人の幸せが一つの幸せであれるのだから、それほど素晴らしいものはないだろう。

そうして現代の守護四神玄武は今までにはない最高と言える玄武になった。

その内なる野望に仲間である青龍に復讐することであっても、それはこの先、全てが解決する。まだこの先、もっと未来に。

全ては生神。その存在が現れるまで……。
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