幻が視る固定未来
午前の授業も終わり給食の時間。
はぁ、なんでいつまでも給食なんだろうか? 弁当とかなら気軽に一人で食べられるのに。
オレはそんな文句を考えながら結局は給食を食べ終わる。
給食の後は昼休みなのだがオレは当り前のように机の上で昼寝中。これがいつものオレのスタイル。
いつもはほとんど、どこかに行って静かな教室も、外の天気が悪いせいか教室の人口がいつもよりも高い。
全く、外が無理なら体育館があるだろうに、どうして体育館には行かないんだか。
まぁどうせ同じことを考えている奴ばかりだから、それこそ体育館はここの人口密度よりも高いんだろうな。
両腕を枕にオレは教室ではなく窓の外を眺める。
やっぱり降らないのか。天気はよくなってないからもう少し後になるかもしれない。そうなれば傘も必要なくなるな。
「……ぁぁ」
クラスメイトには絶対に聞こえないように欠伸をしながら、オレはこの休み時間をいつも通り寝て過ごす……はずだった。
オレはうつ伏せのままで状況が分からないが、急に静かになったような気がした。多分眠気が来たんだと思ったんだ。
だけどそれは違う。
本当に静かになった後、すぐにざわめきが聞こえてくる。
あぁ流石にいつもと違う雰囲気で気にはなるがどうでもいい。所詮はクラスのざわめき。オレには関係ない。
今は寝ていると思っていた。だから聞こえる訳のない声が聞こえた。
「――灼蜘」
はぁ、なんでいつまでも給食なんだろうか? 弁当とかなら気軽に一人で食べられるのに。
オレはそんな文句を考えながら結局は給食を食べ終わる。
給食の後は昼休みなのだがオレは当り前のように机の上で昼寝中。これがいつものオレのスタイル。
いつもはほとんど、どこかに行って静かな教室も、外の天気が悪いせいか教室の人口がいつもよりも高い。
全く、外が無理なら体育館があるだろうに、どうして体育館には行かないんだか。
まぁどうせ同じことを考えている奴ばかりだから、それこそ体育館はここの人口密度よりも高いんだろうな。
両腕を枕にオレは教室ではなく窓の外を眺める。
やっぱり降らないのか。天気はよくなってないからもう少し後になるかもしれない。そうなれば傘も必要なくなるな。
「……ぁぁ」
クラスメイトには絶対に聞こえないように欠伸をしながら、オレはこの休み時間をいつも通り寝て過ごす……はずだった。
オレはうつ伏せのままで状況が分からないが、急に静かになったような気がした。多分眠気が来たんだと思ったんだ。
だけどそれは違う。
本当に静かになった後、すぐにざわめきが聞こえてくる。
あぁ流石にいつもと違う雰囲気で気にはなるがどうでもいい。所詮はクラスのざわめき。オレには関係ない。
今は寝ていると思っていた。だから聞こえる訳のない声が聞こえた。
「――灼蜘」