幻が視る固定未来
「オレは真の玄武になりたい」
これが母上の質問に対する唯一の正解。
「そうです。あなたは真の玄武となるために訓練をしています。私は助歌ならば訓練を見てもらえると思っています。正直に言いますと、木下ではまだ“若い”。だから諦めなさい、訓練はこのまま助歌にさせます。昨日も同じことを助歌には言いました。いいですね灼蜘」
「け、ど。オレは……」
「最近、灼蜘は生活が乱れています。言うまでもなく自覚しているでしょう。けど、それは直属の召使いを付けたのにそうなってしまうのは、その召使いのせいだとしか言えません。つまり木下があなたの生活を乱している。今もまた、訓練について乱そうとしている。確かに木下は私が呼んだも同然です。ならば、私の手で解雇することも出来る。言っている意味が分かりますね灼蜘」
このままオレが拒めば有希乃が解雇? なんで、というかオレの生活が乱れているのはオレ自身のせいだ。だけら有希乃は何も悪くない。
いくらの母上でも有希乃を酷く言うことは許さない。
「有希乃は悪くない。悪いのはオレだ。それを間違わないでほしい」
「違う。それは間違い。灼蜘の生活は全て木下が補助しないといけない。もし灼蜘自身に乱れるようなことがあっても、それを正せないような召使いはあなたには“いらない”それはただ邪魔なだけですよ」
有希乃が邪魔? そんな訳がない。どうして母上は分かってくれない。
それに今の発言、堂々と母上は有希乃が不要だと言い切った。このままだと仮の話が本当に解雇される。
これが母上の質問に対する唯一の正解。
「そうです。あなたは真の玄武となるために訓練をしています。私は助歌ならば訓練を見てもらえると思っています。正直に言いますと、木下ではまだ“若い”。だから諦めなさい、訓練はこのまま助歌にさせます。昨日も同じことを助歌には言いました。いいですね灼蜘」
「け、ど。オレは……」
「最近、灼蜘は生活が乱れています。言うまでもなく自覚しているでしょう。けど、それは直属の召使いを付けたのにそうなってしまうのは、その召使いのせいだとしか言えません。つまり木下があなたの生活を乱している。今もまた、訓練について乱そうとしている。確かに木下は私が呼んだも同然です。ならば、私の手で解雇することも出来る。言っている意味が分かりますね灼蜘」
このままオレが拒めば有希乃が解雇? なんで、というかオレの生活が乱れているのはオレ自身のせいだ。だけら有希乃は何も悪くない。
いくらの母上でも有希乃を酷く言うことは許さない。
「有希乃は悪くない。悪いのはオレだ。それを間違わないでほしい」
「違う。それは間違い。灼蜘の生活は全て木下が補助しないといけない。もし灼蜘自身に乱れるようなことがあっても、それを正せないような召使いはあなたには“いらない”それはただ邪魔なだけですよ」
有希乃が邪魔? そんな訳がない。どうして母上は分かってくれない。
それに今の発言、堂々と母上は有希乃が不要だと言い切った。このままだと仮の話が本当に解雇される。