恋の罠にはまりました~俺様部長と社内恋愛!?~
本当のところは見てないからわからないけど、今日のところは一成を信じることにしてあげよう。
だって、まだ理沙さんに気持ちがあるなら、こんな真夜中に会いに来てくれないでしょう?
いつも一緒に仕事をしているから、少しはあなたのことをわかっているつもりだよ。
曲がったことが嫌いなあなたは、きっと中途半端なことはしない。
ねえ、そう信じていいでしょう……?
「許してくれるか」
「はい」
「すまん」
こうして私たちは仲直りをした。
いつか、お父さんが元気になって退院して、心配がなくなったら旅行に行こう。
そんな話をして、夜は更けていった。