最強偽善の人造兵器〈アンドロイド〉
episode1
一騎討ち
ーーーうわあー……
なんだ……これは?
僕が驚いていること。
それは目の前にある1つの建物。
ーーーここが……僕の学校。
話には聞いてたけど……ここまで?
僕がここでちゃんと出来るんだろうか。
なんとかなればいいんだけど。
********
「あ、あの~」
「っ? あなたは?」
どこに行けばいいのか分からないから聞くしかない。
だから声をかけたけど。。
「ここの責任者はどこに居ますか?」
運がいいんかな。
凄い美人な人だ。
髪がサラッとしてるのが見てとれるし、容姿端麗。まさに人形みたいだ。。
「っ!……くっ!」
「えっ!!!」
驚くのは無理ない。。
だって……この子……
腰の剣を抜いて僕に突きつけてるもん。。
「あなた……うちの司令官になんの用なんですか?」
ちょ……!なんかヤバくない!?
目が殺気だってるよ!?
僕なんかした!?
……… いいや、なんもしてない。
「ぼ、僕はただ司令官に……!」
「問答無用です!」
な、なんでこうなるのおおお!!!
踏み込みと同時に繰り出してくる攻撃に避けるのが精一杯。
ど、どうする?
いや、ここはとにかく!
「先ずは話をしましょう!そうすれば分かりますっ!!」
「どうせ逃げる気ですよね!?
そんなことさせませんっ!」
だ、ダメだ。
話に耳を傾ける気はないようだ……
ここで彼女を傷つけるわけには……
「おっとっと!」
躓きそうになる体を足で踏ん張り仰け反る
。
それからジャンプをして距離を取る。
まともに転けてたら……やられてた。