冷たいキミの溺愛
え!!え、これ!!か、か、関節キ、ス〜〜??まじか!心臓、落ち着け、鼻の血管たちよ、耐えてくれ!こんな時に鼻血なんて出たらもう台無し!
「ほら、早く。」
あ、もうこれ…完全にこうちゃん私をからかってるんだ。でも、シチューは食べたい。そして、関節キスも捨てがたいぃいい!!
パクッ
「〜〜っ、」
結局、欲望に負けて食べたのはいいけど、後から後から恥ずかしい!!
「うまい?」
ニヤッと笑ったこうちゃんの顔に、もう何も言えなくてコクコク頷くしかない。
ツンツンじゃないかと思えば、違う方法で私をイジメてきやがるぅう。
「仕方ねぇな、餓死されたら迷惑だし、お前の分も持ってきてやる。」
そう言ってシチューを取りに立ったこうちゃんを見て思う。
じゃあ、最初から持って来てくれれば良かったのにぃい!無駄に恥ずかしかったし!!いや、関節キスは美味しかったけど!!
じ、じゃなくて、シ、シチュー!そうシチュー美味しかった!
こうちゃん本当に好き。
「ねぇ、今度は2人で遠足に行こう!おやつは300円までね!」
「お前のアホさ加減にはいい加減ついてけねぇ。」
「えっ!?なんでっ!?」
何だかんだ、こうしてこうちゃんの隣を死守して楽しい遠足は幕を閉じました。