冷たいキミの溺愛
「〜〜っ!!取ります!責任取ります!取らせてください!!
大好きです、こうちゃんっ!!」
きっと、ずっと前から気づいていたし、瑠璃に好きだと伝える時間もあった。
でも、今更好きだって言えねぇじゃん。
好きだって簡単に言えねぇじゃん。
ただでさえ、素直じゃない俺が
今好きだって言えるのも、瑠璃マジック的な?
だから、俺は言葉じゃなくて。
「瑠璃」
「…んんっ!!」
「……顔真っ赤」
「こ、こうちゃんのせいだもんっ!バカ!アホ!好き!」
好きだって思う度に、キスしようと思う。
それが、俺にとっての瑠璃の責任。
だって、そうだろ?
瑠璃が、俺のことを好きにさせたんだから。