冷たいキミの溺愛
「...え」
ええええええええっ?!!
「か、彼女っ?!って私のこと?!!
ゆ、夢じゃなかったんだあー!!!」
VIVA神様!!!
「へえ。わざわざ会いに来るくらい余裕ないってことですか?」
「いや、余裕なんて必要ないくらい自信に満ち溢れてんだけど、俺。」
バンザーイ、と両手を上に挙げる私そっちのけで、ジリジリと睨み合う2人。
な、何の話しているの?
「言っとくけど俺、まだ諦めてませんから」
「好きにすれば?まあ時間の無駄だと思うけど」
「そんなこと言って。いつか痛い目見ますよ」
「なんとでも言えよ。瑠璃が好きなのはずっと俺だから」
なに?2人はなんて言ってるの??
ブツブツと呟きながらそんなことを言い合ってる2人の声は、私の耳には届かなくて。