冷たいキミの溺愛
はあ。
こうちゃん...。やばいよ、本当かっこいい。
なにこの瞳。まつ毛なが〜...。
目の下にある涙ボクロが色気たっぷり〜。
はう〜。どうしよう。
吸い込まれそう。
こんな間近で見れて私は幸せものだあ...。
「おい」
「...えっ?」
「なにガンガンに目開けてんだよ」
「えっ?!あれ?!
私、開けてしまってました?!」
「そりゃもうしばきたくなるくらいにな」
うっそぉーん。
私のアホ!バカ!
せっかくこうちゃんとキス出来ると思ったのにい!
「...行くぞ」
「わぁぁあん」
こうちゃんは泣き叫ぶ私なんかお構い無しに再び歩きだし、そしてアホな私はそんなこうちゃんの後ろを懸命に追いかける。